森友学園問題小ネタ:平成25年は2015年だと主張する川合孝典議員

このところ再び国会での森友議論をチェックしているのだが、なんと件の土地の登記の錯誤抹消にかかる議論が蒸し返されているのには驚かされた。疑ってかかれば何事も怪しく見える(あるいは因縁をつけられる)のだなあと感慨深い。

本日(4月5日)の参議院財政金融委員会においても、民進党・川合孝典議員がこの点を質問していた。そのなかで、さすがに「これはひどい」と思わざるを得ない点があり、twitterを見てみても誰も指摘していないようなので、小ネタとして拾っておく。

 

参議院インターネット審議中継

43分30秒あたり(文字起こしはケバ取りしたもの)

登記の、森友学園の土地の全部事項証明書というのをコピーをさせていただいております。4番の資料をご覧いただきますと、上から4段目のところに、錯誤による所有権抹消という手続きが取られている...平成25年1月10日ということでございますが...

54分10秒あたり

ちなみに、私、この事に気がついた理由は、1月の10日にこれ錯誤抹消の手続き…2015年1月10日に錯誤抹消されていますが、この直前に何があったのかというと、2015年1月8日の日に、産経のインターネット記事に、安倍昭恵夫人が学園を訪れて教育方針に涙をされたという…昭恵さんがされて、さらにはその次の日ですね、手続きをちょうどはじめた日、財務局が学園を訪問し、土地の貸付料の概算を伝えた日なんです。だからこのことを指摘してるんです。

登記手続きがあったのが、最初は平成25年だと言い、後に2015年だと言っている。正しいのは平成25年である。登記内容は

「錯誤」登記の補足と、安倍首相の「森友学園切り捨て答弁」 - ゴー宣ネット道場

こちらから画像をお借りして貼り付けておく。

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そしてもちろん、平成25年は2013年である。安倍昭恵や近畿財務局が学園を訪問した2015年1月はその2年後である。従って理由がなくなったので、川合議員はこのことを指摘するのをやめるべきだろう。

 

だいたい、錯誤抹消の直後に近財が学園に訪問など、少しでもまじめに森友学園問題について調べたのならば、そのような時系列になるはずがないことは直感でわかるものだ。

まじめにやれ、の一語に尽きる。