森友学園問題:豊中市の公園用地購入額14億円との比較は無意味か

国会で福島瑞穂(嫌いではない)が質問に立ったというので、youtubeで録画を見た。

残念ながら案の定、質疑自体に特筆すべきものはなかったが、個人的に初めて知る情報で興味深いものが含まれていた。

それは現在野田中央公園として利用されている土地を豊中市が国から購入した時の契約についての話題である。

いわく、

14億円という価格は見積合せの際に豊中市が提示した希望価格である。その額が国の予定価格より高額であったため、その希望価格で契約が成立した。

とのことである。

ではその時の国側の予定価格がいくらであったのか、という点を突き詰めてくれなかったので、実際は希望価格と予定価格は大差なかったのかもしれない。

しかしながら、国の予定価格より高額であり、なおかつ瑕疵担保責任免責特約の有無という重要な点において異なる契約の契約金額というのは、国と森友学園の売買契約金額の妥当性を考慮するにあたって参照するに値するものなのか。

これはとりわけ、

森友学園の国有地払下げ、鑑定評価は適正だった?不動産鑑定士の関りは?

のように平米単価などを比較する時に問題となるだろう。

 (3/26追記)

その後の国会質疑の中で、予定価格は9億円強であったことが明らかになっている。

すなわち、野田町1501(森友学園購入)と1505(豊中市購入)とで、ベースとなる金額にはほぼ差はなかった。