黒塗りの下には本当に「安倍晋三記念小学院」と書かれているのか
[国会ウォッチャー]設置趣意書に安倍晋三と入れるのは学校経営のノウハウ
黒塗りのタイトルの下に「安倍晋三記念小学院」と書かれていて、だから黒塗りされているというのは、まことに「さもありなん」という推理である。そう書いた理由・隠す理由のどちらにも不自然な点はない。
しかしどうしても引っかからざるをえないのが、黒塗りされた字幅には「安倍晋三記念小学院」という文字は入り切らないのではないかという、物理的制約からくる疑問である。
わかりやすい画像つきツイートがあったので引用させていただく。
どう考えても
— neuron (@neuron_inc) 2017年5月8日
文字数が合わないんだけど
誰か教えてくれ
安倍晋三記念小学校
設立趣意書 pic.twitter.com/lHVMjgckWs
更なるわかりやすさのために加工したのが以下の画像である。
黒塗りの部分が「設置趣意書」の部分と同じ文字サイズ・文字間隔だと仮定すると、5文字から6文字分のスペースしかないことが明らかである。
タイトル部分の左右には十分な余白があるため、黒塗りの部分だけ文字数が極端に小さくなるというのは書類の体裁として考えにくい。
仮にここに5文字入っているのだとしたら、「安倍晋三」は抜きで、単に「記念小学校」とだけ入っているのではないだろうか。
というのは以下にある通り、「記念小学校」というのはそれなりの公式性をもって使われている名称だからである。
安倍晋三記念小学校の払込用紙、2枚目ゲット。しかも今度は、設立趣意書と寄付金呼びかけリーフレットとセットになった本寸法のもの。塚本幼稚園の封筒に入ってたまんまというご丁寧さ。もうこれでフェイクでないこと確定だわな。 pic.twitter.com/tX1fjeq3EJ
— 菅野完 (@noiehoie) 2017年2月14日
いかにもスカりそうな予感がするが、鮮度が命のネタと思われるので書き留めておく。