8億円値引きの背景、の予想

森友学園問題が再燃の気配を見せているので、現時点で私が考える8億円値引きの背景を、箇条書き的に一度まとめておく。

 

・国有財産に関して、撤去費用が売却額を上回るような土地は、基本的には売却・貸付ができない決まりになっている。

・売却・貸付ができなくなれば、国と森友学園との契約は、国の事情により解除せざるを得なくなる。

・契約解除という事態になれば、国側は森友学園に対し、数十億円の損害賠償を支払うことが想定される(上物も建ってしまっているため)

 ・したがって、近畿財務局は、リスク回避の観点から、取引をまとめることに対する強い動機があった。

 

・近畿財務局は、当該土地の地下埋設物の撤去費用が、地価を上回る可能性が十分にあると判断した。

 ・第三者が撤去費用を見積もると、売却額を上回る見積額となる可能性を排除できない。

・そこで近畿財務局は大阪航空局と共謀し、最終的な売却額が国・森友学園の双方にとって都合のいい額になるよう、八百長見積りを行った。